ネパール・アンナプルナトレッキング(後半)
前半の投稿文でエベレスト街道トレッキングは、ディンボチェ 4,343mで高所順応ができずに一旦カトマンズに下りたことまで報告した。その後、手配会社のデンリさんとホテルに戻り、明日からのトレッキングの打ち合わせをする。
まだカラパタール・エベレストBC 組と合流するまで一週間近くあるため、アンナプルナ方面のトレッキングを 5 日間で行くことに決めた。
私のエベレスト BC チャレンジは終了し、一旦仕切り直して新たなトレッキングを始めることになった。

4/20 カトマンズ~ポカラ~バンタティきょうは移動日、ポカラの空港はルクラとは違い、日本の地方空港レベル。多分ネパールでは設備の整った空港なのだろう。ジープが到着するのに1 時間 30 分も待たされる。約束の時間があってないようなネパール時間が過ぎる。
途中ルンベという村の食堂で初めてダルバートを食べる。現地の食事に慣れていないためか、一番美味しかったのはソバの葉っぱの炒め物と・・・・。 カポカラを出発してまもなく道はでこぼこで、山道に入るとさらに凸凹はひどくなる。寝ていても頭は揺れるし内臓がひっくり返るような激しい揺れの中を 4.5 時間。ジープでの移動に酔い止め薬 1 錠で頑張った自分に拍手。

4/21 バンタティ~ゴレパニ
昼頃ゴレパニのアンナプルナビューロッジに到着。ネパールの国民食であるダルバートは口に合わないのでピザを食す。こちらは具だくさんで美味しかった。ロッジの名前通り、迫力満点のアンナプルナとダウラギリの山容に感動する。
このロッジでネパールに今回で 46 回目という恐るべき記録の持ち主、三宅ご夫妻に出会う。何でも 40 歳からネパールに通い、現在 80 歳、いろいろネパールの話を伺った。


4/22 ゴレパニ~タダパニ
4:30 にロッジを出発してプーンヒルに向かう。あいにくの曇り空だったが、かろうじてダウラギリのモルゲンロートは見ることができた。ロッジに戻り、朝食後にタダパニに向かう。
このトレッキングが始まって以来の急登急降下の登山道を行く。

4/23 タダパニ~ガンドゥルーク
ジャングルのような大きくて背の高いシャクナゲや木々の生い茂った登山道を歩く。エベレスト街道の乾燥した土の登山道とは全く違い、自然林の中を歩く心地よさを感じる。
簡素なロッジに慣れてしまっていたせいか、室内にトイレ、シャワー、それに清潔なwベッドに感動。ロッジに早く到着したので、村を一周散歩し、村の人々や暮らしに触れる。




4/24 ガンドゥルーク~ポカラ
ガンドゥルークからバス乗り場まで歩く。
ガイドがバスではなく早くルクラに着くからとジープで移動する商談をして成立したようだったが、ジープの車内は狭いし、揺れるし、行きで大変な思いをしたので、断った。ガイドが気を利かせて 2 シートの座席を取ってくれたので、楽に快適にポカラまでの 3 時間を過ごすことができた。
午後はポカラの町を散策、ネパールに来て初めてインド料理のお店でナンとカレー を食べた。 「マチュピチュレ」お土産も少々購入する。



4/25 ポカラ~カトマンズ


ネパールトレッキングを終えて
高度障害の症状が出て、エベレスト街道のディンボチェで敗退したものの高山病になる前に無理をせず高度を下げたので、次のトレッキングにつなげることができた。カラパタールまでは行けなかったが、本来なら一つの地域しか回れないところを二つの地域で異なる雰囲気のトレッキングができたので、ある意味お得感がある。それと、自分の高所の限界を知ることができたので、次の海外登山につなげていきたい。
ネパールから帰国した直後は、ネパールはもういいかなと思っていたが、今時間がたってみるとランタン谷でブルーポピーも見たいなとかまたネパールに行こうと考えている自分がいる。ネパールはなんか癖になる魅力があるようだ。今度はM宅ご夫妻と一部同行するトレッキングやご夫妻を通じて知り合ったガイドさんとの個人山行も考えてみたい。