南アルプス・池口岳
- 日時:2022年1月1日(土)~2日(日)
- メンバー:Y.N、他1名
- ルート:
- 1日目 池口岳登山口(6:35)~牛首(8:29)~黒薙(10:23)~利検沢の頭(12:00)~1983付近 (14:45)(幕)
- 2日目 ジャンクション(9:28)~池口岳北峰(10:52)~ジャンクション(11:20)~1983付近(12:29)~黒薙(15:18)~牛首(16:07)~池口岳登山口(16:56)
せっかくの年末年始の休日。雪山に行くぞ!と鼻息荒く計画するも,
2021年大晦日の天気は大荒れで「初日の出など冬山の登山は非常に危険な状態になる」
https://tenki.jp/forecaster/s_ono/2021/12/27/15448.html
なんて言われたら,行ける山は限られる。
天気サイトで山頂がマイナス20度より暖かく,かつ20m以下の風で収まりそうなところ(で行ったことのない雪山)を血眼になって探す。
あった。南アルプス光岳のお隣「池口岳」。ここなら山中1泊2日と言いつつもアクセスの悪さから普段の週末にはなかなか行けない。
紅白歌合戦を聞きながら道の駅遠山郷の車中泊で年を越す。
元旦は未明に車を動かし,池口岳登山口を出発したのは空も白んできた6:30だった。
前日までの降雪で最初から着雪のスタート。1時間も歩かないうちにアイゼンをつける羽目になる。
天気は良い。雲ひとつない快晴だ。
踏み跡はなく,好天と行っても元旦にこの山に入るものは誰もいない(結果2日間とも誰とも会わなかった)「黒薙」を過ぎると膝下ラッセルが当たり前になる。。
「利検沢の頭」を過ぎ標高1900mくらいになると,目指すべき池口岳が顔を表した。
雪も深くなり重荷にラッセルがこたえてきた15時前に1983付近に幕営。今日は元旦だ。と言うわけで少しだけのおせち料理で明日への英気を養う。
翌朝6時過ぎにテントに荷を置きピークを目指す。標高差400mちょっと。空荷だし,すぐに着くだろうという浅はかな考えは雪の多さにすぐに打ち砕かれる。
岩とのミックス気味のところにはフィックスでトラロープが張られている。いずれにしても時間がかかる。
やっと加加森山や光岳方面の分岐「ジャンクション」が現れる。ここまでくれば山頂まで標高差100mだ
ここからランクアップしたラッセル地獄。まさか「ジャンクション」から山頂まで1時間半を要するとは…。
この頂上時点で11時少し前。いやはやこれはもう1泊か?と思いつつもテント設営の1983地点には12:30に戻れた。登りの3倍のスピードで下りたことになる。
テントを急ぎ撤収し,大返しを開始する。できればヘッデンで歩くのは避けたい。
16:43の④徳造平。目の前に夕陽が逃げていく。「待って~」。なんとか日没前の16:56に池口岳登山口に下山した。