【会山行・雪訓1】磐梯山裏磐梯

日時:2024 年 12月 21日~22日

メンバー:

L A山、M原、N澤、K田、H岩、R角、A間、M杉、S澤、N原

  • ルート:
    • 12月21日:裏磐梯スキー場P8:50=リフト終点9:20ー銅沼10:16ー中ノ湯跡東側13:20(テント設営)14:30ー1200m地点折返し15:20ーキャンプ地15:40(幕営)
    • ・12月22日:出発7:20ー銅沼9:20(雪上訓練)10:20ーリフト乗場10:40=駐車場11:30

【記事】
■12/21 前日20日、JR蒲田駅に20時集合、N澤車とM原車で那須に向かう。R角車にはS澤さんとA間さんをピックアップして直接現地に向かってもらう。今年は12月に入って降雪が多く、磐梯まで行かなくても上越周辺で雪上訓練は可能だったが、天気予報では22日に向け冬型気圧配置が強まり上越や中部山岳地帯は大荒れで、一方やや内陸寄りの磐梯山は比較的穏やかな予報となっており幸便だった。

昨年に続き那須で前泊することにして、N澤さんが1室4人で9000円という格安プランを捜してくれたので3部屋予約した。東北道を那須で降りて、牧場の中にあるホテルフロラシオン那須に22時半に到着。大きくは無いが普通のホテルで大浴場もあり23時まで入浴可能とのことで、ゆっくりと寝ることができた。21日6時ホテルを出発、那須高原SAで朝食を摂り、裏磐梯スキー場に8時過ぎに到着。積雪量は1m近くあるようで、スキー場は20日からオープンしている。

12月雪訓で4回目の磐梯山だがこれだけの積雪量は初めてだった。今回は雪山ビギナーがM杉さん、S澤さん、N原さんの3名なので、行動とテントを3班に分け、A班はL A山、SL M原、A間、M杉、B班はSL N澤、R角、N原、C班はSL K田、H岩、S澤として荷物、食担もこの3班で分担とした。駐車場で荷分けし、スキー場がオープンしているのでリフト券1人往復1,800円を購入し、2本のリフトを乗り継ぐ。ここのリフトは登山者用の減速装置が無く、降車の際のスピードが早くて何人か転倒したので、その後はリフトを停めてくれた。リフトの終点でビーコンチェックをして、トレースがかすかな登山道に入る。

膝下くらいの新雪のためすぐにワカンを装着し、A~C班の順で先頭ラッセルを交代しながら中ノ湯跡を目指す。トレースが無いところでは先頭は後方からの方向指示を確認するためのコンパスが必携だ。銅沼(あかぬま)の西側でV字状に折返し、急斜面を登り、雪原になったところから再度急傾斜を登り、南に登っていくと右手に中ノ湯跡の朽ちた建物が見え、左寄りの尾根を登ると雪で埋まった池の上部に出る。

GPSで確認しながらテント場適地を捜していくと、樹林中にほぼ平坦な場所を見つけ、13時20分設営を開始する。風も無く上空に時折晴れ間も見えるので、設営後に空身で1時間程、上部に登り、檜原湖や櫛形山の眺望を楽しみ、1,200m地点で記念撮影をしてテント場に戻る。SLと翌朝は6時半には身支度を整えて、天候を見て行動を決めることにする。各テントで水作りをして、その後夕食とするが、B班はずっと賑やかだった。A班はA間さんが食担で定番の鍋物と〆のラーメンを美味しく頂いた。夜になっても気温は0度前後という感じだった。夜半に強風で木々が鳴る音と雪がテントに当たる音がした。

南側から見る磐梯山(左)と櫛ヶ峰
北側(裏磐梯スキー場)から見る磐梯山
出発準備(駐車場)
リフト終点から檜原湖
登山口
ビーコンチェックの説明
ワカンを着けて出発
A班の4人
先頭を交代しながら新雪ラッセル
中ノ湯跡近辺の急傾斜
池の東側にテント設営
テント設営後、空身で出発
檜原湖を望む
櫛ヶ峰

■12/22 朝、テントを出ると昨日の踏み跡が10cmほどの新雪で埋まっている。予報通り上空は鈍色で雪も舞っている。降雪が続くと下山もまたルート探しになるので、撤収して銅沼周辺で雪上訓練を行うことにする。7時20分ワカンを着け出発、夏道をGPSと地図で確認するが、やや西側に逸れてしまい、中ノ湯跡の建物が見えたのでルートを修正する。急斜面ではワカンの下りに苦戦する。雪原に出ると昨日のトレースが残っているので、順調に歩く。銅沼の西側で、荷物を置いて、N澤さんの講師で雪上訓練を行う。シャベリングとビーコンサーチを1時間程行って、リフト終点に10時40分到着。下りリフトを2本乗り継ぎ、12時前に駐車場に到着。国民宿舎さぎの湯で温泉に入り、ラーメンを食べて、帰途に着いた。(A山記)

撤収後、出発準備
N澤さんの講習
ビーコンサーチのトレーニング
リフト終点に到着、お疲れ様でした。

■参加者の感想

M杉さん
日帰り雪山や無雪期テント泊は何度か行っていましたが、初めての雪山テント泊、そして初めてのラッセル経験でした。今年はどこも雪が多いそうで、磐梯山ももれなく雪が沢山でした。ふかふかの雪なので、始めからワカンを装着しラッセルとなりました。ラッセルの先頭も経験。新人は50歩でいいよと言われましたが、それでも大変。先頭か先頭じゃないかでの大きな違いにびっくりしました。今回の雪訓で印象に残ったことは特に3つありました。

①トレースがまったくない中を歩く大変さ:上州武尊や八ヶ岳といった人気の雪山しか行ったことがなく、常にトレースありの雪山でした。ところが、今回はノートレース。夏山のような道は見えず、あたり一面真っ白な雪原の中を自身で方向を確認し、進んでいく必要があります。本当の雪山というものを体験した気持ちになりました。A山リーダーが、コンパスと地図を出し、地形を読み、方角を見定め、それに基づいて進んでいきました。本当に山の実力が試されるんだなと思いました。
②冬山テント泊のお作法を学ぶ:テント設営前の雪を平らにならす基礎づくり、トイレづくり、テントの中は靴で入ってよい、すぐに象足にはきかえる、まずはテントでの水づくり(水づくりセット・・・ロート・ごみ用ストッキング網・小さなコップ・プラティパス)、金物は外にスリングでつないでおく等。夏山テント泊のように身軽に動けません。水つくり等仕事も増えます。いろいろ着込んで身重な体で、夏以上にテキパキさが必要であることを実感しました。イロハを教えてくださり、ありがとうございました。
③雪崩訓練 ビーコとゾンデでの探し方と雪かき:2日目は、実際に使う場面には遭いたくありませんが、ビーコン、ゾンデ、スコップ(雪かき)の方法を学びました。生存のために15分以内に見つける。もし雪崩に遭ったら、口を手で押さえ空気を作っておく。救助の雪かきは隊列を組んで順番に雪処理をする等々たくさんの初めてを学んだ2日間でした。ありがとうございました。雪訓2も心して臨みます。どうぞよろしくお願いいたします。

S澤さん
この度はモタモタの私を忍耐強く見守り同行してくださり、参加メンバーの皆さまにご迷惑をおかけ致しました。余裕なく撮影は1枚もできなかった為お取りまとめくださったお写真が大変ありがたかったです。
食べる意思で持ちすぎたパンのこと、手袋装着したままの水分補給のボトルのことなど、反省満載ではありますが、かけがえのない経験をさせて頂くことができました。我慢してくださった皆さまに感謝です。ワカンの装着もこれでいいのかと自問自答の最中必死でしたが前泊豪華ホテルでの寛ぎタイムに教えてくださったN原さん、本当に本当にありがとうございました!またの機会ができるように反省しながら沢山の山を歩きます。これからもどうか宜しくお願い致します。


N原さん
初めての雪山、初めてのテント泊となり出発までは不安も多かったが、冬山の冷たい空気、ワカンでのラッセルなどを体験できてとても勉強になった。
ビーコン探査の難しさや、グローブをしたまま作業する難しさなど印象的なことはたくさんあったが、その中でもN澤さん指導のもと水作りをして、M角さん特製のトマトご飯を腹がはち切れるほど食べたテント生活の体験は忘れ難いものになった。
同行いただいた皆さまのお陰でとても良い経験となり、また雪山に行きたいと思える山行だった。

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