斜里岳
日時:2024 年 9 月 16日
メンバー:A倉、M田、S月女、M杉(記)
- ルート:
- 清岳荘~下二股~旧道~上二股~胸突八丁~馬の背~胸突八丁~上二股~熊見峠~下二股~清岳 荘
この 日は、東京に帰る日でもあるため早朝から出発の必要あり。阿寒湖の湖畔に宿泊したため斜里岳登山口まで 2時間。もともとは、昨日 15 日が斜里岳の予定だったが、大雨だったため、渡渉の多い斜里岳は止め、雌阿寒岳に予定を変えた。そのため、想定より宿からの時間がかかることになった。
3:30 に宿を出発し、 5:30 に斜里岳登山口駐車場に到着。早々に準備を終えレッツラゴー(古い・・)。10 時くらいから晴れる予報だが、山の上を見ると、ホントに晴れるの?と思うくらいの真っ白 け。プラン変更までしたのに 、 とみんなちょっとがっかりした足取りで向かう 。斜里岳は登山道での渡渉が有名。沢の脇を登っていきながら、途中 15 ~20 回くらい渡渉があるルートだ 。
登山 道入口の注意書きには、前日降った雨の影響で 、「9月16 日 沢は増水気味です。飛び石は危険! 濡れること を嫌がらないで!」と書いて ある。 嫌な予感 。沢は明らかに水量が多かった。最初から渡渉のオンパレード 。
増水 もあり、渡渉の石の定めが難しい。5つ目くらいの渡渉で 、先頭 の私が飛び石を滑って両足ドボン。えーん(泣)。一度 来ている A倉さんに先頭を変わってもらう 。旧ルート(沢ルート)と新ルート(峠ルート)との分岐で、A倉さんとM杉は旧ルート、S月女さんとM田さんは新ルートを進み、上二俣でまた落ち合うこととした。
A倉 さんとM杉は、ひたすら渡渉や沢の淵歩きを繰り返す。途中、水蓮の滝やら竜神の滝やら七重の滝やら、7,8個の滝を横に見ながら進む。水が多く、ゴーゴーという音に、絶対落ちられない!と、いつになく慎重に登った 。
そう こするうちに落ち合い先の上二俣に着き 、S月女 さんとM田さんを待った。1時間弱待ち 、お湯 のポットが役立った。2人の峠ルートは、 途中雨が降り、合羽を着るなど し時間がかかったようだ 。
この 時間待ちが後から奏功し、結果頂上では晴れ を納める ことができた。
4人 で再び進み、1時間ほどすると、空が明るくなり、雲が少しずつ消えていった 。
頂上 では、青空が見え、時々ガスが出るものの、待っていれば晴れる程度になり、周囲の山や北海道の広大なパッチワークの畑も見えるようになり、4人で大喜びだった 。
帰り は、旧ルート(沢ルート)の下山は危険なため新ルートが必須。熊見峠を通って行った。熊が見えるくらい見晴らしがよい峠という意味なんだよと朝倉さんが教えてくれた。その言葉通り、熊には会わなくてすんだ (笑)が、美しい稜線と雄大な景色が目の前に広がっていた。後ろを振り返ると、斜里岳もしっかり見えた。自分は感動した景色は何度も同じ写真を撮ってしまうのだが、まさにそのパターンだった。家に帰ったら、同じ景色ばかり(苦笑) 。
本当 に朝の真っ白の世界が嘘のようだった。
下山 時の沢も行きの沢とはうって変わって 、水 がキラキラした明るい日差しの沢だった 。無事 下山し、空港へと向かった 。