空木岳~檜尾岳

日時:2024 年 9 月 14日~15日

メンバー:K田、Y田、O寺、M月(記録)

  • ルート:
    • 空木岳登山口~池山小屋~駒峰ヒュッテ(泊)~空木岳~檜尾岳~檜尾岳登山口

O寺さんと私は予定していた山行が中止となり、二人で計画を再検討していたところ、9 月例会後にK田さんとY田さんの空木岳計画を聞き、急遽一緒に参加させていただくことにしました。
O寺さんは色々と初めてのこともあり、 9月13日の出発当日に予定の荷物がザックに収まらないと LINE あり。K田さんからの回答はひとまず全部持ってきてください、とのこと。
21時に溝の口駅に集合、K田さんの車で前泊地の❝みのわ天竜公園❞(伊北IC)へ。ここでO寺さんの持ち物はK田さんのパッキング教室を経て全てザックの中に納まり、翌日 14 日4時に出発。O寺さんはキャンプ経験豊富なだけあって、ジャンボテントを手際よく瞬く間に畳み上げて袋に収納。お見事でした。駒ヶ根高原スキー場ではK田さんが全員のザックを計量して共同装備を調整してから出発、長い林道を歩き、林道終点のトイレ裏から登山道に入り、池山小屋の水場で水を汲んで、大地獄、小地獄を乗り越えて、空木岳の姿を見ながら 2,680m地点の駒石に到着。ここで一休みした後に雲行きが怪しくなり始め、K田さんから「天気が崩れる前に小屋に着くぞ、頑張れ!」の檄を受けながらもうひと踏ん張り。出発から約 11 時間かけて 4 人とも無事に 2,000m上がって、今日の目的地、駒峰ヒュッテへ到着。

登山口
池山小屋の水場
大地獄
小地獄
乗り越えて
駒石

駒峰ヒュッテは管理人さん 1 名の素泊まりの小屋ですが、清潔でとても居心地のよい小屋でした。着替えしたり軽く昼寝をしたり、各々過ごした後、お楽しみの晩御飯。K田さんは豆もやしとささみときゅうりのナムル&生ベーコン、Y田さんは海鮮のバターソテー、M月とO寺さんのW食担からはカレーうどん、キャロットラぺ、ポテトサラダなど。O寺さんはK田さんが薄く切り出す生ベーコンに手が止まらず。私はお酒はちょっとしか飲まないけれど、あとの 3 人は小屋のビールプラス担いできたお酒をどんどん飲んでて、なんであれだけ飲んで翌日はすんなり何事もなかったかのように早朝から歩けるのか不思議で仕方がない。
翌日の天気予報はあまり芳しくなく、それでも予定通りを目指して行けるところまで行こうと 4 時出発にして就寝。夜中、土砂降りの雨音に 3 人は目を覚ますものの、K田さんは知らないという。慣れなのか豪胆なのか、K田さんは私たちにはまだまだ謎が多い存在です。

二日目は 3 時起床、卵雑炊を食べて濃い霧雨の中、予定通り出発。真っ暗な中で空木岳山頂に到着。そこから木曽駒ケ岳方面へは暗くてガスが濃いためすぐには道が分からず、私とO寺さんは山頂の岩陰待機、K田さんとY田さんが道を探しに行ってくれました。道が見つかった後、出発前に岩稜帯通過に備え、ヘルメット、ヘッデン、強風に向けてレインウエアやザックカバーのバタつきの調整などをK田さんがしっかり仕上げてくださり、出発。途中、空木岳と木曽殿山荘の間で少しの間だけ晴れ間がのぞき、岩稜越えを楽しむことができたものの、その後は期待叶わず雨脚も風も強くなったので、予定を変更して東川岳、熊沢岳、檜尾岳を経て檜尾小屋から下山することになりました。檜尾小屋で休憩している時にH口さんに遭遇♬昨日から、どこかで会えるかなと期待していただけに嬉しかったです。山で知り合いに会えるのはほんと嬉しいものですね。

檜尾尾根からの下りはY田さんが先行出発、その後、K田さんが先に行き、私とO寺さん二人は自分たちのペースで一緒に下山。このルートは使う人が少ないのか上部はほとんど手入れがされていなくて、なかなかヘビーでした。道が整ってからはとにかく長くて、途中で何度も GPS でどれだけ進んだかを確認して心折れるのを防ぎつつ、檜尾橋登山口に下山、長かった・・・。道路のガードレールが見えた時にはほんと嬉しかった。K田さんはずっと先に下山していて、車を取りに一人駒ヶ根高原スキー場へ。私たち 3 人はバスでこまくさの湯向かい、無事に合流し、温泉にゆっくり入って、駒ヶ根駅近くの焼肉 門(もん)でおいしいご飯を食べて、渋滞を乗り越えて帰宅しました。
二日目はお天気に恵まれなかったかもしれませんが、とても内容の濃い経験を積むことができ、大満足の山行でした(遠目ながら、初めて野生の熊を見ました)。でも次はぜひとも晴天の中、あの稜線の岩稜とアップダウンをまた 4 人で満喫したいなと思います。
K田さん、Y田さん、O寺さん、素敵な思い出をありがとうございました。

O寺さん感想
いつもは日帰りハイクのみ行っていましたが、初めて小屋泊の山行に参加させてもらいました。例会後の飲み会で誘っていただいたのですが、今年はあまり山にも行けていなかったので体力面の心配と、さらに翌週末ということで準備も心配でしたが、せっかくの機会と思い、勢いで参加を決めました。やはり想像以上に初めてのことや驚きが盛りだくさんでした。公園での前泊から、私としてはこれまでで一番重い荷物、早朝の真っ暗な中での出発、多くの岩場、ヘルメット着用、雨風の悪天候の中の登山、また小屋での時間もとても新鮮でした。下山してからも、しばらくはあまり現実感がなく夢を見ていたような気分でした。
心配だった体力面は、特に2日目に疲れが出てしまって体力不足を感じましたが、無事怪我無く降りてこられて良かったです。また、共同装備や水などは他のメンバーの方に持ってもらい、いろいろとアドバイスをいただきながらの2日間で、本当にみなさんのフォローがあって参加できたと感じています。
残念ながら2日目の天候が悪く途中下山とはなりましたが、私としては色んな経験ができとても満足の山行でした。大変な面もあったものの、想像以上に楽しかったです。この山行を経て、もっと泊まりの山行にもチャレンジしていきたいと思いました。

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