【2022年雪上訓練1】上州武尊

  • 日時:2022年12月23日-25日
  • メンバー::CL 長S、SL A山、Y村、K田、M野、M原、N島、E本、S藤、M月、O野
  • ルート:
  • 12月23日(金)20時JR蒲田駅発=23時沼田健康ランド(仮泊)
  • 12月24日(土)沼田発6:30=西俣小水力発電所前9:10-ほたか牧場キャンプ場12:20-ブナ林1,521m付近13:36(幕)
  • 12月25日(日)C.S.8:35-旧ほたか牧場スキー場下11:32-西俣小水力発電所前11:25、ゲート前にて雪上訓練、終了13時

<記事>
直前まで上越でも積雪がわずかだったが、山行当日は大雪情報となったため、越後・中ノ岳、阿寺山か、上州武尊(ほたか牧場)のいずれかという複数候補地のまま出発する。沼田健康ランドは2300円で仮眠ができる点は良かったが、持込飲食がし辛い。朝、駐車場に準備のために出ると雪がワラワラと降り始めたので、大雪を見込んで、目的地を上州武尊とする。。花咲温泉からほたか牧場への道に入ると積雪は多くなり,グリルで割った雪がフロントガラスに舞い飛ぶようになる。

これ以上深雪はマズイ、と思った矢先に小綺麗な西俣沢小水力発電所の前が広くなっており、3台駐車できた。ここでつぼ足のプチラッセル状態、橋を渡り分岐を左手に登るとほどなく5年前に閉鎖されたほたか牧場スキー場に入る。

現在はリフトも撤去されている。牧道コース(初級…スキー場コースガイドより)という車道を登るのだが、いきなりつぼ足ラッセルでの歩行となった。途中で旧ゲレンデ内に入り,一合平ゲレンデ(があった場所)付近でワカンを装着
しラッセル訓練となった。訓練といっても初心者に最低限のことを教え、順番にトップを入れ替えていく。習うより慣れろが雪山か。

重いテント泊冬装備を背負っているので登りは辛くて嫌いなのだがまっさらな雪面にトレースをつけていくのは楽しい。旧二合平ゲレンデを抜け、ほたか牧場も突破し入口に看板の立つブナ林に突入すると,風は止んだが傾斜は緩いままでラッセル速度は上がらない。このままのペースでは計画していた避難小屋には到達できないので、林の真ん中で幕営をする。ジャンボ2張分の雪面を踏みならしテントを設営。上空の風音は強いもののブナ林の中なので吹く風はそれほどでもなかったが、日中から夜間も降雪は続いた。テントはA班長S、Y村、M原、M野、M月、O野、B班A山、K田、N島、E本、S藤に分かれ、水作り後、夕食、歓談と過ごした。翌25日も朝から降雪、一晩で15cm程度は積もる。明朝はの撤収時には「自分のものが見当たらない!」という恒例の捜し物もあり、雪訓Ⅰは自分に足りないもの(ギア,体力,技量)を各自が再認識してもらう場なので,目的は果たせている。降雪が続くので登頂どころかこれ以上前進を諦め、ワカンを装着して再びラッセル訓練となる。帰路は旧牧道コースにいかず、まっすぐ旧馬立コースのヤブに覆われた急斜面を下降し、スキー場ゲレンデ下部に戻ってきた。やはりワカン装着したままの急斜面下降はコツが必要で、すんなりとは降りられていなかった。入山した時から、降雪で車が出せるのかが、ずっと気になっていた。下の旧スキー場のトイレ等の施設まで来ると、軽トラックや何故か圧雪車が入って作業をしており、駐車した林道は除雪がなされていた。車の周囲は20cm積もっていて、皆でスコップで掘り出した後、橋を渡って除雪をされていない東俣沢林道の閉鎖ゲート付近でシャベリングの基礎と、ビーコン探査訓練を実施した。浅雪なためすぐに埋没ビーコンが見つかってしまう状況でとても実践的とは言えないものだったが、使い方ぐらいは身についたと思う。1時間ほどで訓練を終え、花咲温泉道の駅で入浴、遅昼を食べて帰路についた。

12月24日発電所前を出発
旧スキー場施設
林道を上る
暫く、ツボ足ラッセル
ワカン装着
キャンプ場付近
ブナ林に入る
テント設営
トイレ掘削
テントで団らん
テントで団らん
25日 テント撤収
ワカンラッセル
ひたすらラッセル
急斜面の下り
下って一安心
車は埋まったけど、林道は除雪済
締めのビーコントレーニング
皆さん、お疲れ様でした

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