越後駒ヶ岳・グシガハナルート
- 日時:2018年10月13日(土)
- メンバー:I西、K井、H田、K野m、N川、Y住
2018年10月13日に越後駒ヶ岳へI西、K井、H田、K野m、N川、y住の6人で行って来た。十二平からグシガハナまでは凄い急登だった。登りも大変だが、下降は枯葉の下に隠れた木の根や岩が濡れていてツルツル滑り、しかも両側が切れ落ちたヤセ尾根の急降下なので大滑落の危険と隣り合わせで、初心者にはお勧めできない危険なルートだった。(この日のGPS軌跡とコースタイムは末尾に記載)
前夜遅くに越後三山森林公園の駐車場に到着し仮眠した。トイレは小屋1Fと仮設の2カ所があり、いずれもとても綺麗だった。ただし水は無い。5:00に駐車場を出発し林道を進む。
林道は雑草が生え、水が流れているところも沢山ある。
ここは靴の中に水が入らないよう慎重に越える。
ブナツルネ沢辺りは雪渓はすでに無いが、雪渓の為にかなり荒れている。写真の赤枠あたりにボックスカルバートらしきものがある。
8月、9月でもこの辺りは雪渓が水無川まで繋がっているようで、雪渓を越えるためのボックスカルバートらしい。
そのすぐ右の水無川には雪渓の大きな残骸が残っている。
さらに雑草の林道を進む。
すると林道の左に、「カミナリ大雨時に避難できる岩穴」と書かれた黄色く塗られた石があった。奥の黒くなったところが岩穴だ。
岩穴を越えるとすぐに十二平登山口に着く。ここで装備を整えてヤセ尾根に取り付く。
いきなり急登が始まる。積もった枯葉が濡れていてとても滑りやすい。下山時の大変さを思い、気が重くなる。
南西方面には八海山があり、美しい沢が山頂に向かって伸びている。笹花沢らしい。下山時に高倉沢の出合まで降りてきたとき、日帰りでこの沢を登り、高倉沢を下降した2人パーティと出会った。凄い体力だ。「その空の下で」の故弘田氏が登下降した沢らしい。
八海山が美しい。
カシミール3Dで見るとこんな感じだ。
どこまでも急登が続く
1時間毎に休憩しながら登る。
唯一のロープのある場所。ここよりもはるかに危険な場所が沢山あるがロープはここしか無い。
前方にグシガハナが見えてきた。
やっとグシガハナに到着
グシガハナからの景色もすばらしい
北には越後駒ヶ岳が見えている
越後駒ヶ岳の頂上の位置はここだ。
頂上にむけて出発。あと50分だ。
西の方には荒沢岳の勇姿が見える。
中ノ岳方面分岐
駒ノ小屋方面分岐
駒ノ小屋方面から登山者が登ってくる。(クリックして拡大すれば登山者が見える)
頂上には多くの登山者の姿がある。
ついに越後駒ヶ岳に到着した。頂上には15人ほどの登山者が休んでいた。越後三山森林公園駐車場を出発してから6時間10分だ。
よく分からない銅像も鎮座している。南には中ノ岳が大きい。
八海山も一望だ。
カシミール3D。
皆で記念撮影。6年前の12月に駒ノ湯からこの頂上を目指したが前駒まで来てホワイトアウトし、頂上に登れなかったがやっとこの山頂に立てた。
頂上で30分ほど休み、下降開始。
右奥にみえるピークはグシガハナ
グシガハナを越え、いよいよヤセ尾根の急降下だ。登山道がツルツルと滑り、倒れ方によっては数百メートル転落することになる。Y住はこの下降中5回ほど転んだ。命がけだった。
グシガハナから3時間10分でやっと十二平登山口に戻って来た。疲れ果てた。
駐車場に戻る途中でK井さんやN川さんがむかごやアケビを発見し、登山中に採ったキノコとともに駐車場まで持ち帰った。
オツルミズ沢。すぐ上には滝がいくつかあるようだ。
水無川の水が美しい。この辺りはまだ水がある。
越後三山森林公園駐車場に戻ってきた。ここを朝出発してから11時間45分後だった。この小屋の1Fには綺麗なトイレがある。
駐車場の端で宴を開始。
途中で採ったムキタケ、ブナハリタケ、ナラタケ、ツエタケ、スギヒラタケ、むかご、アケビなどを料理した。
スギヒラタケは2004年に腎機能障害を持つ人が食べて急性脳症を発症する事例が相次いで報告され、食べる場合は要注意だ。
皆さん料理が上手で、キノコの鍋やむかごの天ぷらなどとても美味しかった。
この日のGPS軌跡
<コースタイム>森林公園駐車場5:00~5:50十二平登山口~10:05グシガハナ
~10:55中ノ岳分岐~11:10越後駒ヶ岳11:40~12:25グシガハナ~15:35十二平登山口~16:45森林公園駐車場