滝谷ドーム中央稜
- 日時:2015年8月10日
- メンバー:I西、I井、K野m、N澤、M澤、Y村、y住
北穂高岳の滝谷ドーム中央稜に7人、3パーティで登ってきた。前日のクラック尾根と違ってこちらの岩はかなり安定しており、楽しい登攀となった。登攀終了後、I西、I井、K野m、konの4人はそのまま上高地に下山し、N澤、M澤、Y村の3人は大キレットを越えて南岳に1泊し、槍ヶ岳を登ってから上高地に下山した。今回の大田山の会登山学校(幹事=I西)の実践登攀は非常に充実したものとなった。
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5時過ぎに朝日を受けながら滝谷ドームに向けて出発。
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ドームの頭を涸沢側から巻いて最初の鎖の下から登山道を外れて右のガレ場に降りていく。
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登山道を外れて右に下ると、写真のようなガレ場になる。稜線の東側は陽が当たって明るいが滝谷は午前中は陽が当たらず、暗くて寒い。午後にはガスが発生し、いつも暗いイメージが付きまとう。
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踏み跡に従って草付きを下る。
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やがて、写真のピナクルが見えてくる。そこから尾根を向こう側に回り込むとT1の懸垂支点がある。ここまでのアプローチは少し分かりにくい。
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T1から20mの懸垂下降でT2に降りる。(写真はK野mさんが下降中)。
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T2から左上気味に踏み跡をたどる。
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この一段上のテラスがドーム中央稜の取り付き点だ。
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取り付き点で、登攀準備を整える。
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I西さんがトップで登る。青いザックのM澤さんはチムニー内を登攀中。続いてK野mさんがリードで登る。このチムニーは大きめのザックを背負っていると非常に登りにくい。
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ここは上部のチョックストーンを乗り越える部分が少し難しい。
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2P目終了点でI井さんが後続をビレー。
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3P目終了点から2P目終了点を見おろす。
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3P目をK野mさんがリードする。
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4P目を登るI西さん。
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続いてM澤さんが登る。脚の開き方が格好いい。
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同じく4P目。
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4P目の終了点から下を見たところ。
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いよいよ核心の5P目。左上し、最後のハングを右から抜けると終了点に着く。
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全員が終了点の横で記念撮影。滝谷は大田山の会50周年記念山行50座になっているため、50周年記念旗を持って撮影。
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滝谷ドームを北穂高岳側の縦走路から見たもの。N澤さんが真ん中のルンゼの上部を下降中だ。終了点からの下山は、ルンゼからも縦走路に出られるし、左のドームの頭を越えても縦走路に出ることができる。
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北穂のテント場に戻って荷物をまとめ、I西、I井、K野m、konの4人はそのまま上高地に下山。残ったN澤、M澤、Y村の3名は南岳に向かい、翌日上高地に下山する。
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M澤、Y村の2人が大キレットを通過中。
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槍ヶ岳頂上でのN澤、M澤、Y村の3人。槍ヶ岳も50座になっているため、50周年記念旗を持って撮影。