九州5座「傾山」「祖母山」「根子岳」「韓国岳」「開聞岳」
日時:2022年4月30日(土)~2022年5月5日(木)
メンバー:I塚、会員外1名
ルート:
4月30日(傾山):九折駐車場⇒三ッ尾⇒傾山⇒九折越⇒九折駐車場
5月1日(祖母山):LAMP豊後大野⇒宮原⇒祖母山⇒宮原⇒尾平鉱山
5月3日(根子岳):根子岳口⇒釣井尾根分岐⇒東峰⇒釣井尾根分岐⇒根子岳登山口
5月4日(韓国岳):えびの高原駐車場⇒韓国岳⇒大浪池分岐⇒えびの高原駐車場
5月5日(開聞岳):二合目登山口⇒仙人洞⇒開聞岳⇒ふれあい公園管理棟
前日まで雨だったこともあり、予定していた岩峰ルートから尾根東面のアオスズ谷源頭を巻くルートに変更した。
雨の影響で観音滝は迫力があって見事だ。
渡渉時の水量は多く、流れの勢いは激しい。渡渉が一段落した後は、原生林の中をひたすら歩く。
登山者のパーティーは我々以外いないが、いたる所にテープがあり、登山道を誘導してくれた。
尾根ルートとはいえ、梯子やロープは多数あり、岩登りの楽しさが十分味わえた。
山頂近くの岩場一帯はアケボノツツジが満開で疲れを癒してくれた。下山は九折越から先は九折以上のくねくね道の急降下が続く。
急登の宮原コースを行く。宮原を過ぎてほどなく屛風岩、馬の背といわれる岩稜地帯となるが、ここが楽しいところ。
祖母山でもアケボノツツジが迎えてくれた。
山頂で下山に予定していた黒金山尾根は荒れていて渡渉も水量多く、危険との情報を得たので宮原コースをピストンした。
出発の数日前に阿蘇山の噴火警戒レベルが1ランク下がり、阿蘇山メインルートの仙酔峡から中岳まで登れるようになったが、ギザギザの山容に魅力を感じ、予定通り根子岳へ。
右手は岩稜の根子岳が堂々とそびえている。一方、足元から左手に目を向けるとゆったりと優雅な草原風景が広がっている。
このコントラストが面白い。
しばらくの間、阿蘇らしい優しい風景の中、歩みを進めるが、釣井尾根と箱石尾根が合流した後は、今までの優しさから一気に岩々の登山道に変貌する。
頂上は360度の大パノラマ。祖母山系の山々、九重山群、目の前の天狗岩が快晴の空に映える。
大浪池駐車場に到着すると満車であったため、一番大きな第一駐車場に移動。ルートも一般ルートに変更した。
おかげで、振り返ると硫黄岳の白煙や切れ目から時折顔を出す青く美しい不動池を見ることができた。
5座中、唯一登山者の多い山だった。頂上から遥かに望む高千穂峰が立派だった。
韓国岳ほどではないが、ファミリー登山やスポーツ系チームの子どもたちなどで賑わっていた。
下を見ると、眼下は海というのは開聞岳ならではの立地であろう。