北岳バットレス第4尾根
- 日時:2013年10月13日
- メンバー:I西、Y住、K野、F井
- ルート:御池テントサイト 3:15~ Dガリー大滝登攀開始 5:45~ 4尾根取りつき 8:35~ 4尾根終了点 13:50 -14:05~ 北岳頂上 14:35 ~ 御池テントサイト 16:30
2013年10月13日、5人で北岳バットレス第4尾根を登ってきた。(GPS軌跡は末尾に掲載)。下部岩壁はDガリー大滝から登り、横断バンドに出てCガリーを詰め第4尾根取り付きに行った。我々の前後には沢山のパーティが ひしめいていて人気のルートであることが分かる。枯れ木テラスの枯れ木は残っていたが、その先が崩落しており城塞ハング側にトラバースする場所は結構スリルがある。城塞ハングはアブミで越えた。
10月13日、白根御池小屋のテント場を出てバットレスに向かう。
Dガリー大滝の下部岩壁の取り付きに到着。明るくなってきた。
下部岩壁1P目。I西さんがリードし、続いてMさんが取り付く。この取り付きの岩は少し難しい。岩が冷たくてグローブをしていても指先がしびれてくる。この後は終始I西さんがリードする。
同じく1P目をリードで登ってくるK野さん。下の方では多くのパーティが順番待ちしている。
下部岩壁3P目を登るI西さん。下部の最終ピッチだ。
下部3P目の終了点から右にトラバースし、横断バンドに入る
横断バンドは悪い。ロープを使わないと怖い。落石させないよう要注意だ。
Cガリーに着いて後続のK野さん、F井さんのパーティを待つ。今回はCガリーを詰めて第4尾根の取り付きに向かうことにした。Cガリーは左端以外のところは落石が起こって歩けない。
第4尾根の1P目を登るI西さん。この出足は結構難しい。
1P目をM木さんが登る。暖かくなりグローブは不要だ。
1P目をリードするF井さん(黄色いザック)。楽しそうだ。
2P目。ピラミッドフェースの頭が正面に見えるがその基部でピッチを切る。
ここは右からでも左からでも登れる。
3P目。白い岩のフェースに入っていく。
5P目。3m垂壁を越えてマッチ箱のピークへ向かう。この出足も少し難しいが右のカンテ側に登ると案外簡単だ。
5P目。渋滞しているので途中でピッチを切る。城塞ハングが見えてきたが、右の方が崩壊している。
5P目を登るK野さん(赤いザック)。我々のパーティとの間に1パーティが入り込んでいる。
マッチ箱のピークから懸垂下降するF井さん。
6P目。枯れ木テラス目指してフェースを登るI西さん。
6P目を登るM木さん。
6P目を登るK野さん
6P終了点でビレーするK野さんと登ってくるF井さん。
7P目は枯れ木テラスでビレーする。枯れ木は残っているがその先は崩落しており、数十メートルの絶壁となっていて先には進めない。
枯れ木テラスの枯れ木を使ってビレーするF井さん。
I西さんが城塞ハングに向かってトラバースを開始。
まるで八ツ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルートのハイライトのリッジのようだ。
リッジの途中で40cmほどの亀裂(ギャップ)がある。怖くてお尻のあたりがスースーする。
同じくリッジをトラバースするF井さん。
いよいよ城塞ハングのチムニー下に着く。ここで前のパーティが登るのを待つ。
城塞ハングのチムニーを少し離れたところから見るとこんな感じだ。我々はアブミをかけて登ったが、アブミはここでは少し使いにくかった。
城塞ハングを越えてハイマツでビレーするF井さん。
ここで第4尾根の登攀も終了だ。人気のルートだけあってとても楽しいルートだった。
鳳凰三山を背景に北岳頂上に向けての急登が始まる。クライミング終了後の最後の詰めが結構しんどい。
ついに北岳頂上に立ち、記念撮影する。天気は最高で充実感一杯のクライミングだった。
今回のGPSデータ