徒渉訓練 奥多摩 丹波川本流

日時:2025年8月3日(日) K田、M澤、M角、Y本、M橋、B府、A間
北アルプスの沢に向けた徒渉訓練を奥多摩 丹波川本流で実施した。直前の台風接近で開催が危ぶまれたが、結果的には台風は逸れ、晴天の下、M澤さんを講師に迎え、とても充実した訓練となった。
訓練内容
- 単独徒渉(ザックあり、無し)、スクラム徒渉2名、3名、杖つき徒渉
- ザイル徒渉(振り子懸垂、末端交換三角法)
- ザックピストン
- ヘツリ、泳ぎ(トップ、セカンド以降)
午前中は三条新橋の下流の荒瀬で徒渉を行った。まずは単独、空身で徒渉し、どの程度の水深、水の勢いが自分の限界なのかを確認し、その後、スクラム徒渉を行い違いを体感してもらった。
ザイル徒渉では、末端交換三角法を中心に2チームに分かれ、支点構築、トップ徒渉、ロープフィックス、セカンド以降の徒渉、ロープ回収までの流れを3セット実施。15分以内に全員渡り切ることを目標にしたが、A班16分、B班26分となった。
午後からは三条新橋上流に向かって行けるところまで遡行した。
犬返し、坊主淵、手取淵(核心)、同木滝まで、それぞれ力を合わせて突破。手取淵のヘツリでは、落水するものも多かったが、ロープで安全を確保して、突破できるまでチャレンジした。同木滝を上がったところで16:00となり、林道に上がって道路に懸垂して駐車場まで戻った。
3級泳ぎ沢は、皆初体験だったが、行程の半分程度までだが遡行できて良い経験になったと思う。
沢登りは非日常の楽しさがある反面、重大なリスクをともなう登山であるため、多くの沢を志向する会員に徒渉訓練に参加してもらいたい。
参加者の感想
- 盛り沢山の訓練内容&ご一緒して本当にありがとうございました。次に繋げていきたいと思います。流されたり飛んだり頭使ったりとフル回転し、駐車場到着時はボーと集中力欠き、濡れた衣服一部置き忘れた模様、、、以後気を付けます、、、
- 昨日は内容の濃い訓練に参加させていただき、大変勉強になりました。体力や技術に加えて、状況に応じてどの方法を選択するのかも重要であると思いました。実際の現場で使えるように身につけていきたいと思います。しかし…あのヘツリは、なかなかでしたね〜。お疲れ様でした!
- 大変勉強になる訓練に参加出来て良かったです。ありがとうございました。流され訓練をすぐに実践し、活かせて良かった!
- 1番の経験不足者にして未熟者でして皆さま大変ご迷惑をお掛け致しました。とてもハードルの高い訓練でしたが無事に帰れて良かったです。昨晩のビールがいつも以上に腹に沁みました。まずはご協力頂いた皆さんに感謝申し上げます。有難うございました。





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