キリマンジャロ

日時:2024 年 12月 28日~2025年1月2日

メンバー:K林、T田息子(14 歳)、T田

  • ルート:
    • machame gate~幕営地(幕)3050m~幕営地(幕)3850m~幕営地(幕)4000m~幕営地(幕)4700m~幕営地(幕)309m~mueka gate

登山費用一覧
 ・飛行機代(大人往復):16 万円 成田→韓国→エチオピア→キリマンジャロ空港
 ・マタタツアーズ(5 泊6 日マチャメルート):$1330 + チップ(キリマンジャロ入園料$800 含む)
 ・VISA 申請+黄熱病ワクチン:3 万円程度

【記事】
12 月26 日-12 月27 日:移動日
26 日19 時発のフライトでキリマンジャロ空港へ。アディスアベバでのトランジットが7時間55 分と長く、特にやることがないため空港内を徘徊して時間を潰しました。キリマンジャロ空港には27 日19 時頃に到着。
入国審査は登山客で混雑しており、入国まで2 時間もかかりました。その間に客同士で順番を巡る喧嘩が発生していました(笑)。その後、迎えの車に乗り、現地ツアー会社「マタタツアーズ」へ直行。現地民化したK林さんを発見。マタタの親父に料金を支払い、そのまま就寝。

1 日目(12 月28 日):マチャメゲート(1800m)→マチャメキャンプ(2890m)
朝9 時に集合し、マチャメゲートから登山開始。この日は森林帯を歩くルートで、特に問題なく順調に進行。最初の食事は生鮮食品も多く、アボガドやマンゴーが美味しかった。登山口にはポーターが大集合しており、フリーのポーターもいてその場で調整しているような雰囲気でした。

歩行時間:5 時間 距離:9.8km 標高差:1100mUP

マチャメゲートからスタート

2 日目(12 月29 日):マチャメキャンプ(2890m)→シラケイブキャンプ(3840m)
朝6 時ごろ起床。これから毎朝食べる事になるポリッジを食して、7 時頃に出発。午後から雨が降り、かなり辛い一日に。息子はすでに腹を壊しているようで、午後からは歩行が怪しくなってきていました。シラケイブキャンプ到着後、洞窟を観光しつつ就寝。歩行時間:4 時間15 分 距離:5.53km 標高差:913mUP、134mDown

Mt.メルーに沈む夕日
食あたりで動けない息子

3 日目(12 月30 日):シラケイブキャンプ(3840m)→バランコキャンプ(4100m)
恒例のポリッジを食す。息子の体調が悪く、出発を1 時間遅らせて朝8 時頃出発するも朝から歩きが乱れる。途中何度か「キジ打ち」をすることで毒を出し切ったのか午後からは回復して順調に進めるようになった。途中、ラバタワーキャンプ(4600m)を経由し、バランコキャンプ(4100m)に到着。歩行時間:8 時間 距離:10.91km 標高差:908mUP、762mDown

謎の植物いっぱい
トイレ難易度もたかくなってきた

4 日目(12 月31 日):バランコキャンプ(4100m)→バラフキャンプ(4650m)
バランコウォール越えで渋滞。前方では高級ツアー参加の日本人グループが楽しそうに盛り上がっていた。
息子は腹を壊した影響からか栄養補給が足りず、シャリバテ状態でフラフラ。気合でなんとか進む。角田も補給ミスでやや疲労が残るが、K林さんは元気な模様。最終キャンプ地では到着が遅れ、テント場の端になり、トイレは「穴を掘ってしてください」との指示。歩行時間:9.5 時間 距離:9.64km 標高差:1239mUP、689mDown

バランコウォール大渋滞
ピークがだんだん近づいて来る

5 日目(1 月1 日):登頂日(バラフキャンプ→ウフルピーク(5895m)→ムウェカキャンプ(3827m))
夜11 時に登頂開始。出発して間もなく新年を迎え、「ハッピーニューイヤー」の大合唱。標高5000m を超えると、気温-5℃、風速10m/s とかなり冷え込み、周囲では高度障害で嘔吐や座り込む登山者がちらほら。息子もシャリバテによりフラフラでたまに倒れ込むが、高山病の症状はなく、酸素計の数値も正常なので気合で歩かせる。この辺りはK林さんも高度障害が出て辛かった模様。最終的に、歩行時間:15 時間 距離:20km 標高差:1980mUP、3330mDown

T田とK林さんは ウフルピーク(5895m)登頂成功。息子は ステラポイント(5765m)でガイドと共に下山→バラフキャンプにて合流。その後、一気に ムウェカキャンプ(3827m) まで下山。

登頂成功!! って、左のおばさん誰?
息子はステラポイントまで

6 日目(1 月2 日):下山(ムウェカキャンプ→ムウェカゲート)
ひたすら下るだけ2時間程度。余裕の下山。下山口にいる人に2 ドルで靴を洗ってもらえます。下山口でビールを飲むと通常の3 倍くらいの値段だった記憶だが、美味しかった。翌日からはK林さんとお別れして2 日間サファリを巡って帰国しました。

下山はお気楽
ムウェカゲート到着

モシの町唯一の地元エージェントマタタツアーズを利用しての評価
良いところ

  • 安い:他の大手(Altezza(ロシア系)、Zara Tours(インド系)$2500〜)に比べると圧倒的に安い。日本の西遊旅行やアドベンチャーガイズを利用すると65 万円〜、
  • 柔軟な対応:マタタの親父との交渉次第でなんでもできる。
  • 悪いところ
  • 装備の品質が低い:食事用テントは薄すぎて雨が貫通し、4 本中3 本のポールが折れていた。レンタル寝袋は化繊のキャンプ用封筒型。登山中に我々の装備よりボロイ物は見当たらなかったので、アフリカの登山道具レンタル会社で最も安いものをレンタルしていたと思われます。
  • ガイドが頼りない:ヘッドライトや水筒、モバイルバッテリーを貸してくれと言われます。荷物も一切持ちません。下山撤退判断も客側が実施するのが基本のようです。高級ツアー会社は、日本人や欧米系のガイドが別途付いてきており、ペース配分やアドバイス等を行っているようでした。
  • 食事がまずい:他社の高級ツアーは楽しそうに食事していたが、こちらはかなり質が低め。毎朝出てくるポリッジは日本人の口に合わないため、変更を希望した方が良いです。もし、私が次回行くのならお餅等主食になるような物を多めに持っていくと思います。
  • ポーターが遅い:テン場の端になり、標高4600m の最終キャンプではトイレまで標高差50m あり、トイレに行くことができずに自然の中で用を足すことになった。
  • 行動食がない:最終アタック日は自分で用意しないと10 時間以上食事がない状態。
  • 送迎に来ない:事前に飛行機到着時間を知らせておいても迎えに来ていない。K林さんは深夜2 時に到着したが、迎えが来ておらず大変な目にあった模様。

T田総括
23 年9 月にモンブランに登って以来、次は息子と一緒に登りたいと考えていました。そこで、息子の学校の先生との面談でも「正月は息子とキリマンジャロに登ります」と宣言し、外堀を埋めることでどうにかやる気を引き出すことに成功。

登山計画を立てていると、K林さんも「行きたい」とのことで、二人で激安ツアー会社を探し、無事に申し込むことができました。ツアーの質が低いことは織り込み済みだったため、個人的には許容範囲内でした。ツアー会社との事前交渉をしてくれたK林さんには感謝しています。私にとっては初めてのアフリカ旅行で、すべてが新鮮でした。初日のホテルでは「お湯が出ない」「朝5 時に隣のモスクからのお祈りで強制的に起床」「ハチに襲われる」といったハプニングもありましたが、それも良い思い出です。

息子に至っては海外2 回目で、いきなりアフリカの山中という全く異なる環境に放り込まれ、大変だったと思います。それでも、お腹を壊しながらも頑張ってくれ、最後の登頂時には、彼の後ろ姿を見ながら一人で感動していました。キリマンジャロ登山では、日本とは全く異なる植生の樹林帯から徐々に高度を上げていきました。最初に4,600m 付近のラバタワーキャンプ場を経由した際は呼吸が乱れ始め、「本当に登れるのか?」と心配になりました。しかし、高度順応が進むにつれ、次第に体が慣れていきました。
最終アタックは、夜11 時に出発するため6 時に就寝しましたが、睡眠不足に加え、食事もまともに摂れていなかったため、若干の不安がありました。しかし、息子のケアに集中しているうちに、いつの間にか山頂付近に到着していました。登頂時は強風が吹き、雪も混じっていたため、冬山に慣れていない人には厳しい環境だったと思います。心配していた高山病については、日本で実施した三浦ドルフィンズ(小野さんに教えてもらいました)での事前トレーニングで習得した呼吸を実践することで大きな影響なく登れたと思います。山頂に立ったときは、「本当にここまで来られたんだ」と実感し、感動しましたが期待していた涙は出ませんでした。
最後に5 泊6 日の長い登山で話すことが尽きたときも、くだらない話に付き合ってくれたK林さんに感謝しつつ、今回の登山を締めくくりたいと思います。ありがとうございました。

K林総括
年末年始にキリマンジャロ登山に行ってきました。今回は登ったのはマチャメルート5 泊6 日。全てテント泊ですが日程が長い分高度順応しやすく、登頂率の高いルートと言われています。スタートは1800m 地点から。広大な熱帯雨林を抜け徐々に高度を上げていきます。

初日はまだまだ経験の範囲内の高度。ここから標高が上がるにつれ、未知の世界に入っていきました。しっかり空気の薄さを感じます。私はちょっと頭痛ありで、水分補給やら薬やらで対処しました。熱帯雨林を抜け、岩稜地帯へ。バランコウォールではちょっとした壁も経験できました。ポレポレ(ゆっくりゆっくり)を意識しながら、雄大な景色を眼下に歩み続けます。

4 日目の夜から山頂アタックは、きつかった!眠いし寒いし息は上がるし頭痛はするしお腹は空いたし、登山をするようになってから初めて登頂を諦めようかなと思いました。しかしたくさん掛けている時間とお金を考えたらそうはいきません。ハァハァ息を切らしながらも念願の山頂へ。生まれて初めて氷河を見て感動。山頂では記念写真の場所取りで各国が争う面白い場面に遭遇し、思わず笑ってしまいました。下山は順調であっとゆーま。5 日目の夜は初日と同じ3000mでのキャンプでしたが、あの時眠れなかったのが嘘のように、信じられない程熟睡しました。毎日移り変わる景色を楽しみつつ、アフリカ大陸最高峰を登ることができとても満足できた登山でした。
最後に、一緒に登ってくれたT田さん親子に感謝です。T田さんは事前に高所トレーニングの手配やチップの準備などしていただき非常に助かりました。息子さんは慣れない環境の中6 日間歩き切ってすごいと思います。現地の人と積極的に英語やスワヒリ語でコミュニケーションを図っていて、思わず自分が中学生の時と比べてしまい感心しました。お2 人のおかげで登山中退屈せず楽しい山歩きでした。ありがとうございました。

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