お花畑の白山テント山行
日時:2024 年 7 月 26日~28日※前夜発
メンバー:L K峰(記)・A山・Y村・M原
- ルート:
- ◆7/26(金):市ノ瀬駐車場(シャトルバス)4:50=5:10別当出合5:15-7:05甚之助避難小屋7:20-8:00南竜山
- 荘(テント設営)9:00-10:20白山室堂10:40-11:10御前峰11:40-13:00南竜ヶ馬場キャンプ場(テント泊)
- ◆7/27(土)キャンプ場5:40-6:40油坂ノ頭7:05-8:40別山9:00-9:05御舎利山9:20-10:15チブリ尾根避難小屋
- 10:35-13:10猿橋登山口-13:30市ノ瀬駐車場・キャンプ場(泊)
- ◆7/28(日)市ノ瀬~ホワイトロード~白川郷散策~平湯~沢渡~帰京
東京から7時間かけて市ノ瀬駐車場に到着、仮眠をとってシャトルバスで別当出合へ向かう。歩き出しは曇っており、暑さは厳しくない。休憩地点にはいずれも蛇口があり、飲用水には不自由しない。途中、Y村さんか帽子を落としてしまい、なんとY村さんは中飯場までの登山道を2往復するというハプニングもあったが、そこは強靭な体力の持ち主、Y村さん、歩くスピードが落ちることはなかった!南竜山荘に着くと、まずはアルコールチェック(笑)、生ビール、酎ハイなどがあることを確認してからテン場に行き、テントを設営する。天気や時間の関係で、一日目に御前峰まで行くことにする。登山客に勧められたエコーラインで行く。そこは、まさに高山植物が咲き乱れる楽園だった!!秋山さんのガイドで、クロユリ、ニッコウキスゲ、ハクサンイチゲ、クルマユリ・・・たくさんの花をめでながら歩く。白山室堂に着くと、多くの登山客で賑わっていた。目の前には、以前は霧で見ることのできなかった御前峰のかっこいい姿が・・。
御前峰まではひと登りだ。クロユリやクルマユリの群生を楽しみながら歩くと、まもなく山頂に到着する。少し雲がかかってはいたが、深緑色の翠ヶ池、大汝峰、剣ヶ峰の素晴らしい眺めを楽しむことができた。
下山は、距離の短いとんび岩コースで行く。こちらはあまり花は咲いていなかった。シンボルのとんび岩、なるほど、とんびが飛んでいるような勢いのある岩の形状であった。※汗だくで下ってきた南竜山荘の前で、勝峰Lがキャンプ場から調達してきた枝豆とツマミで、ビアガーデンタイム、至福の一時であった。(秋)キャンプ場に戻り、夕食は、Y村さんがトマトパスタ&エビとアスパラのアヒージョを作ってくれた。美味しくて、お酒がどんどん進む。あっという間に日が暮れて一日目は幕を閉じた。
二日目。朝は雲がかかっていたが、テントを撤収して、別山を目指して歩き始める。こちらの稜線はぐっと人の数が減り、静かな山歩きが楽しめる。予想していた以上に花がたくさん咲いていて、朝から気持ちが上がる!朝露に光るみずみずしい高山植物を堪能しながら、稜線歩きを楽しむ。どこまでも山深くて、北陸の山の優しさや奥深さを感じる。北アルプス、南アルプスも眺めることができた。別山頂上は、小さな祠が祭られており、歩いてきた稜線や白山が見える、そして雲がかかって見えなかったが、おそらく荒島岳なども見えるのだろう・・・。
ここからは、チブリ尾根を下って市ノ瀬キャンプ場を目指す。ひたすら長い!地味!であった・・・が、最後の水場の水が冷たくて、暑さで乾ききった体にしみわたった。※車で白峰集落の総湯温泉に行き汗を流す。
(秋) 二日目の夜は、市ノ瀬キャンプ場にテント泊。先週、クマが出て一時テント設営を禁止していたが、本日はテントを張ることができた。夕食は、A山さん作、なんと豆腐が出てきたことに驚いた。ごま油で白髪ねぎを炒め、豆腐にのせる、今宵もお酒が進んでしまう。きゅうりとみょうがの塩こんぶあえ、マーボーナス、しめのチャーハン!すべて美味しくいただく。
ふと、横を見ると、Mb原さんは空いたお酒の缶を積み上げてトーテムポールを作っている、結構な量のお酒を買ったけれど、足りずにそれぞれが持ってきたアルコール類にも手が付けられる。楽しいおしゃべりと美味しい食事、お酒で夜が更けていく。
三日目は、朝5時には、雨が降り始める。大日ヶ岳まで予想以上に遠かったこともあり、白川郷散策に変更する。世界遺産の白川郷、朝早かったため、店はどこも閉まっていたが、無音の静かな朝の里を満喫できた。
合掌造りの家も静かな迫力と美しさがあった。
念願のテント泊での白山、別山山行、花も、景色も、ご一緒してくださった皆様の優しさも、全てが心に染み、素晴らしい三日間でした。本当にありがとうございました。
オジサンの感想:40年振りの白山と楽しみにして出発。25日東京を出て、明け方に運転を交代したら最後の九頭竜川沿いの山道走行、市ノ瀬到着は2時前。寝不足でシャトルバスで別当出合に着くと、砂防新道の登りで3人は全開モードで、軽装の登山者も抜いていく。花を見に来たのでは、と内心ブツブツ言いながら追い掛ける。南竜ヶ馬場が見えてくると、ニッコウキスゲの群生が室堂側の斜面に広がる。キャンプ場の登り口でクロユリを発見、感激。テントを張って、身軽になると、再び快速組はスタスタと。花と景色を堪能していると置いて行かれる。室堂に近づくとクルマユリ、クロユリなどなどお花畑で、花を見るのが忙しい。御前峰からトンビ岩コース側にはクロユリが群生している。二日目、別山側は殆ど人気もなく、花がゆっくり楽しめる、稜線上からは北アルプスから南アルプスまでの稜線が見えて感動。チブリ尾根下りでは汗まみれで、市ノ瀬に辿り着いた。景色を満喫できる山だった。(A山記)