蝶が岳・常念岳 縦走
日時:2024年6月15日~16日
メンバー:M月(L)、M澤、M杉、S木(記)
- ルート:
- 三股登山口‐蝶が岳‐常念岳‐一ノ沢登山口
昨年の夏の会山行の常念岳に参加したくて入会を決意したにもかかわらず、
都合が悪くなってしまい涙をのんだ常念岳。
今年は常念岳に同行してくださる仲間が見つかり、昨年のリベンジができる様になった。そして以前、山岳ガイドさんから“山頂からの景色が忘れられずガイドになった”と聞いた蝶が岳。何年もの間憧れていた山々であった。
6月14日バスタ新宿23:05発の夜行バスに乗り安曇野穂高駅には4時半に着いた。そこからタクシーで三股登山口に向かうこと約30分。
6月15日三股登山口から開始。快晴とはいかなかったが、まめうち平に向かう樹林帯から
青空に浮かぶ常念岳が垣間見える。途中雪渓があったが、踏み跡がしっかりとついていて登山靴で問題なく通過できた。イワカガミやサンカヨウ、エンレイソウなどの高山植物に癒されながら山頂直前の急登を一歩一歩確実に歩を進めた。息をはずませ山頂にたどり着くと、突然現れた北アルプスの名だたる名峰たちの絶景に言葉を失う。まるで絵ハガキの中に入り込んだかの様であり、長年憧れてきた景色にお目にかかれて Dream comes true!!
我に返ってテントを設営後時間に余裕があったため、雪溶けの頃に妖精が見られるという妖精の池へ。往復小1時間の道からはお花畑がきれいに見られ、池にはオオサンショウウオやその卵を発見した。テントに戻り仮眠をとり夕食は食担であるM澤さんのジンギスカンやポトフ、自家製漬け物に舌鼓を打った。
6月16日起床後テントを出るとそこには、朝日のシャワーに光る大町をバックにライチョウがモデルばりのポーズを取り、ちょっとした撮影会になっていた。
眼下の大町に光が筋状に降り注ぎ、町が光を放つかのようでそれは美しい光景だった。そして常念岳へ向かった。正面に常念岳を見ながら尾根道を進む。山頂からは雲の合間に槍や奥
穂高岳が見え隠れする。100名山98座目の登頂となった。常念小屋を経由して一ノ沢登山口まで下山開始。ガレ場に注意を払いつつ雲の中から時々姿を見せる槍の穂先を楽しみながら別れを惜しみつつ下山した。帰りはタクシーで安曇野穂高駅まで行き、松本からあずさに乗った。
初めてのテン泊、仲間と助け合い励まし合い登頂でき、楽しくも自信につながった山旅となった。