八幡平 大深沢、ヤセノ沢、関東沢

日時:2023年8月10日(木)~13日(日) メンバー:K田、Y村、M原、H口

【行程】
・8月10日(木)7:00赤沢堰堤-8:00大深山荘-嶮ソ森-仮戸沢下降-13:00関東沢出合(幕)
・8月11日(金)7:00大深沢下降-ヤセノ沢出合-14:30八瀬森山荘-関東沢下降-17:00関東沢出合(幕)
・8月12日(土)7:00関東沢遡行-15:00大深岳-大深山荘(泊)
・8月13日(日)7:00大深山荘-8:15赤沢堰堤

今年の夏は昨年雨で行けなかった北アルプスの赤木沢を中心に黒部源流を沢泊まりしながら釣りまくる計画を立てていた。しかし、日本近海に居座り続ける2つの台風のため、比較的影響の少ない東北 八幡平に転進することにした。
八幡平の大深沢は2年前に行って、ぜひ再訪したいと思っていた美渓だ。当初より1日短縮した3泊4日とし計画した。

片道600km 8時間の長旅なので、4人で交代しながら運転する。現地には3時頃到着したが、トンネル工事による夜間通行止めのため滝ノ上温泉からの入渓を諦め、玉川上流からアプローチしようとするも熊被害による入林規制があり再度阻まれる。最終的は前回入渓した赤沢堰堤に変更し、葛根田川は諦め、大深沢周辺の沢にはいることにした。

食材と酒を満載したザックは平均19kg!これで本当に歩けるのかかなり不安がある。

赤沢を詰めて嶮ソ森の先から藪漕ぎスタート。背丈ほどの笹薮をかき分けながら沢形を探す。運よくピンクテープを発見し小さな流れに入る。しばらく進むときれいな沢になり、ほどなく三又に到着。

そのまま大深沢を下降し、関東沢出合の左岸に極上の幕場を見つけ早速、タープを張り、薪を集める。その後、食料調達に出かける。サイズは小さいがそこそこ数は釣れて、塩焼き、焼き枯らし、刺身など沢の宴を楽しむ。
焚火とイワナと酒。これこれ、これだよな~、やっぱり沢泊は楽しい!

11日は、空身でヤセノ沢遡行、関東沢下降の周回をする。途中時間があれば、釣りながら食材調達もすることに。
2年前に比べると崩落している箇所が多く、かなり荒れた印象になってしまっている。大深沢の一部で大規模な崩落が起こり、完全に伏流してしまっている箇所もあった。
ヤセノ沢も下部はかなり荒れているが、上流は以前と変わらない素晴らしい渓相で、連続する釜で爆釣する予定だったが、全くアタリが無い。

ヤセノ沢から登山道への詰めも激しい藪で体力、気力を消耗する。八瀬森山荘から湿原を経由して関東沢を下降して、幕場に向かう。途中、男女二人のテンカラ師に遭遇。かなりたくさん釣っているようで、竿を出そうとも思ったが時間が押しているため、遡行に専念する。16:30に幕場に到着し、早速、食料調達に出かける。
1時間ほどだったが4人に何とか足りる量を確保し、今日も宴を楽しむ。

翌12日は早朝から雨。

予報では午後から雨だったはずだが、天気の崩れが早まっているようだ。すぐに沢装備を付け、雨の中、朝食の準備をする。7時遡行開始するころには、かなり激しく振り出してみるみる沢が増水していく。
当初の大深沢~東ノ又沢は諦め、昨日下降した関東沢を遡行する。平水ならきれいな滑床も、激しい流れになっており、遡行もかなり気を遣う。1か所ロープを出すところもあったが無事に稜線の登山道に合流し、安全圏に逃れることができた。

その後、大深岳を経緯して大深山荘に宿泊する。小屋には4人の先客が1階は占有しており、我々は2階でびしょ濡れの装備を着替え、ようやく一息ついた。

13日は赤沢を1時間ほど下り、車のある堰堤に辿り着き、夏休みの沢登は幕を閉じた。
下山後は、松川温泉で汗を流し、岩手県宮古市に移動して後泊。海の幸を楽しみ14日に帰京した。


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