八幡平・大深沢
日時:2021年6月25日(金)~27日(日)
メンバー:y村、k野、K田
ルート:赤川の堰堤入り口~大深山荘~嶮岨森~三俣~関東沢出合(幕)~八瀬森山荘~ヤセノ沢下降点~大深沢出合~関東沢出合(幕)~三俣~大深山荘~赤川の堰堤入り口
南会津の沢を予定していたが予報が悪く転進先として大深沢を選んだ。結果下山まで雨に降られることなくほぼ晴れと絶好のコンディションで沢を満喫できた。
初日は赤川遡行~仮戸沢下降~大深沢下降
赤川の遡行で雪渓につかまり大高巻きを強いられ+1.5時間オーバーとなり先行き不安を感じたが仮戸沢に雪渓は無く順調に進み竿を出しながら余裕の行程となった。
二日目は関東沢遡行~ヤセノ沢下降~大深沢遡行
関東沢は難しいところもなく稜線の湿原に出られ昨年泊まった八瀬森山荘で休憩ののち見通しの良くない稜線を30分ほど歩き薮に突入するとあっけなく沢筋に入れた。
渓相はすばらしくナメと小滝が連続し魚はそこいらじゅうで走りまくっている。二回懸垂の内一回は長めの細引きで支点を残置した。後半は川原となり本流まで少し間延びした印象だが大きな雪渓に目を奪われているうちに出合を見過ごし30分近く時間をロス。
出合からの遡行は左岸に柱状節理を見ながら少し絞られた感じで水量の多いパートを渡渉を繰り返し1㎞1時間程度と難儀する、障子倉沢の出合辺りからは穏やかになり竿を出しながらBPに17:25帰着。
三日目は大深沢遡行~北の又沢~赤川下降
ナイアガラの滝からの大ナメは楽しいパートで北の又沢に入ってもしばらくはきれいなナメが続く。滑りが酷くちょっとした滝でも空身でロープを引く場面もあったが順調に遡行、ボサが酷くなり湿原に逃げたらそこは天国だが逃げた分だけ藪漕ぎで苦労することになる。
30分程度の藪漕ぎを想定していたが抜けるのに100分程かかりおなか一杯で大深山荘で大休憩、トイペ完備のトイレと思わず靴脱ぐのかと思わせるほどきれいな避難小屋で感動。
最後は登りの雪渓で高巻いた赤川の下降だが、上部のスノーブリッジ2か所でロープを出して通過したあとはクタクタな体に鞭打つ感じで黙々と下り八幡平樹海ラインの車止めに到着。大変お疲れさまでした。
装備を解いて車を出すとものの10分で土砂降り、心底ほっとした瞬間でした。
その後松川温泉の松楓荘でお風呂に入ったが松川温泉は平安時代の発見、松楓荘は寛保3年の開湯で278年目で岩手の名湯、由緒正しいお宿でした。600円(温泉卵付き)