スッカン沢・桜沢
- 日時:2017年6月18日
- メンバー:I西、K井、mizuki、y住
栃木の高原山を源頭とする鹿股川にあるスッカン沢・桜沢に沢登りに行って来た。スッカン沢の名前の由来はこの水が高原山のカルデラ跡を水源とし、鉱物や炭酸等の火山の成分が多く含まれていて辛いため「酢辛い沢」と呼ばれ、今の「スッカン沢」になったそうだ。また鉱物や炭酸等の火山の成分によって川は「スッカンブルー」といわれる青い美しい色をしている。また隣の桜沢とともに多くの美しい滝がありとても楽しめる沢だった。
(今回のコースタイム:山の駅たかはら5:50~(八方ヶ原線歩道経由)~7:00スッカン沢入渓~7:25雄飛ノ滝~7:40仁三郎ノ滝~(一部雄飛の滝線歩道経由)~8:30桜沢出合~8:35咆哮霹靂ノ滝~9:35雷霆ノ滝~11:05おしらじノ滝~11:30県道56号線~11:50山の駅たかはら)
「山の駅たかはら」に車を止めて、5:50に八方ヶ原線歩道をスッカン沢の出合に向けて出発。
雷霆の滝を越えてしばらく進むと桜沢に掛かる「雷霆ノ吊橋」がある。ここを越えてスッカン沢に向かう。
7:00にスッカン沢に入渓し、遡上を開始する。やがて「スッカン橋」が見えてくる。
スッカン沢の水の色はスッカンブルーといわれる美しい青色している。
高原山のカルデラ跡を水源としており、鉱物や炭酸等の火山の成分が多く含まれているため青い色になっているとのこと。
少し先には右岸に柱状節理の岩壁がどこまでも続いている。
「雄飛ノ滝」が見えてきた。
10mほどの美しい「雄飛ノ滝」だがこの滝は登れないので左岸を巻く。
やがて「仁三郎ノ滝」に着く。ここは水流の右側から登ることができる。I西さんがリードで登り、後続を確保。途中に支点がないので岩角でランニングをとる。
「仁三郎ノ滝」を越えるとその先はこれといった滝はないので左岸の上部に通っている「雄飛の滝線歩道」を戻る。
「スッカン橋」まで戻り、桂の大木の横から再び「スッカン沢」に入渓。
少し沢を下ると、右には東北大震災で崩落した多くの岩が見えてくる。その先には通行禁止となっている「雄飛の滝線歩道」の一部が見えている。
桜沢の出合に到着。ここから右が桜沢だ。
出合から少し桜沢を遡上するとすぐに「咆哮霹靂ノ滝」が見えてくる。
この滝は「咆哮霹靂ノ滝」の内、左側にある「霹靂ノ滝」だ。こちらは登るのが大変そうなのですぐ右にある「咆哮ノ滝」を登ることにする。
「咆哮ノ滝」はロープを出さず左の方を登る。それ以外の場所はヌルヌルで怖くて登れない。
「咆哮ノ滝」のすぐ上部にある滝。
やがてナメが現れる。
幅がとても広い滝は右端から越える。
4段ほどの滝。
やがて「雷霆ノ滝」に到着。
I西さんがロープを引いてフリーで登り、後続を確保して全員が越える。
このような小さな滝がいくつか出てくる。
二俣に見えるインゼルの付近から沢は涸れてくる。
さらにしばらく行くと幻の滝と言われる「おしらじノ滝」に着く。
エメラルドブルーの滝壺が本当に美しい。この日、水流は無かった。ここは登れないので左岸を巻き、落ち口に降りる。落ち口の左岸の大岩の上には石碑が建っていた。
涸れた3mほどの滝を越える。
ついに遡上の終了点である県道56号に出合う。ここからを県道を通って20分で「山の駅たかはら」に戻って来た。出発してから6時間の楽しい沢登りだった。