空木岳~宝剣岳縦走

  • 日時:2015年12月28日~30日
  • メンバー:I西、S木T、K野S、K野M、SB、kon
  • ルート:駒ヶ根高原スキー場登山口6:10~7:25林道終点~11:25迷尾根~14:05幕営地(2528m)6:55~8:30空木岳~9:55木曽殿越~13:15熊沢岳~15:50檜尾岳~16:05檜尾避難小屋6:40~8:25濁沢大峰~9:55極楽平~11:40宝剣岳~12:30乗越浄土~13:15千畳敷駅

年末の2015年12月28日~30日に厳冬の中央アルプスの空木岳~宝剣岳をI西、S木T、K野S、K野M、SB、konの6人で縦走してきた。当初は宝剣岳~空木岳の予定だったが、28日の天気予報は稜線上では気温-10度以下、風速20m以上とのことで初日は稜線上に出ない空木岳~宝剣岳ルートに変更した。しかし、実際には29日の午後がもっとも強風が吹き荒れた。にもかかわらず、3日間とも天気は快晴で、強風と寒さを除けばまるで春山のようなすばらしい好天で、南アルプス、富士山、八ヶ岳、浅間山、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの全てが見渡せた。宝剣岳では安全のために2度ロープを出しで懸垂下降を行った。写真の多くはSBさん撮影。

28日朝、駒ヶ根高原スキー場の駐車場のすぐ上から登山道に入る。

林道終点からが本格的な登山道だ。

すぐに雪が出てくる。

かなり急なトラバースも出てくる。

28日は、森林限界直下の2528m付近で幕営することにした。

幕営地の上部には空木岳と駒石が見えている。

仙丈ヶ岳と白根三山も見事だ。

北の方を見ると宝剣岳とその右に伊那前岳が見える。

翌29日、空木岳を目指して行動再開。

下を見ると駒峰ヒュッテが見える。

空木岳直下。

空木岳で記念撮影。

頂上から木曽殿越に向けて下降。気を抜けない。

木曽殿越まではいくつかのピークを越えていく。

岩場でルートを探す。

直下に木曽殿山荘が見えてきた。ここは冬期小屋が解放されているので、一休みする。

東川岳目指して急登をラッセルしながら登る。空木岳から宝剣岳の縦走路はハイマツ帯の踏み抜きやモナカ雪で悩まされ、体力を奪われる。

頂上までかなりの登り返しだ。

東川岳の頂上に到着。後方左のピークは空木岳。

前方左には御嶽山が見えてきた。

振り返ると真ん中に南駒ヶ岳が見える。左のピークは空木岳。

ここまで来ると宝剣岳、木曽駒ヶ岳が見えてくる。右端のピークは檜尾岳だ。

天気は快晴だが風速は15m~20m前後で、雪煙が激しく舞う。

やっと檜尾岳に到着。今日は檜尾避難小屋で宿泊する。

檜尾岳を駆け下り、檜尾避難小屋へ。小屋には同志社大学山岳部の3人が泊まっていた。我々は小屋の中にテントを張って寝た。(SBさんだけはテント外で寝た)

30日朝、檜尾避難小屋の前で出発の準備。

ちょうど日の出の時刻だ。富士山と塩見岳の間から太陽が昇ってきた。

濁沢大峰に向かう。

濁沢大峰を越えると島田娘が視野に入ってきた。

島田娘付近から南を見ると、我々が辿ってきた山々が見える

島田娘を越える。

ついに極楽平に着く。いよいよ縦走のハイライト、宝剣岳の登攀だ。

宝剣岳の先には木曽駒ヶ岳、中岳も見える。

宝剣岳稜線上から振り返ると、細い稜線の上に我々の足跡が見える。

宝剣岳頂上の南側のピークを振り返る。写真の右の方に見えるルンゼを下ったが、危険だったのでルンゼの上部にあるピナクルを支点にして懸垂下降した。

もう少しで宝剣岳頂上だ

途中にはこのような岩があり、我々はこの中を這って向こう側に出る。

ついに宝剣岳頂上に立つ。風もほとんど無い。

頂上から南の稜線を見る。

真下には「ホテル千畳敷」が見えている。

いよいよ下山だ。

厳しい場所もある。

鎖も見える。下山途中で一度ロープを出して急斜面を懸垂下降した。

眼下に宝剣山荘が見えてきた。中岳や木曽駒ヶ岳方面には登山者の姿が沢山見える。

乗越浄土に到着。

ここから千畳敷に一気に下る。

多くの登山者が千畳敷目指して降りてくる。

宝剣岳が美しい。

千畳敷駅に着いて3日間に亘る縦走も終了し、全員で記念撮影。厳しいが充実した3日間だった。

<今回のコースタイム>駒ヶ根高原スキー場登山口6:10~7:25林道終点~11:25迷尾根~14:05幕営地(2528m)6:55~8:30空木岳~9:55木曽殿越~13:15熊沢岳~15:50檜尾岳~16:05檜尾避難小屋6:40~8:25濁沢大峰~9:55極楽平~11:40宝剣岳~12:30乗越浄土~13:15千畳敷駅。

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