南アルプス 尾白川渓谷 鞍掛沢

日時:2025年5月3日(土)~4日(月) K田、M角、Y本、Y田(記)
行程:5/3 6:00矢立岩駐車場~10:30鞍掛沢出合(幕)
5/4 7:30鞍掛沢出合~10:30乗越沢出合~17:30日向山~18:45矢立岩駐車場
1日目 5/3 GWど真ん中だからか、中央道が空いており、予定より1時間程度早く矢立石駐車場に到着。駐車場には、車が数台。すぐに駐車スペースを見つけ、準備をして林道歩きを開始した。
林道は、錦滝を過ぎたあたりからいくつか崩落個所もあったものの、危なげなく歩き、1時間半ほどで入渓点に到着。入渓後は、ところどころ竿を出してイワナを釣ったり、ヌンチャクを使ってトゲトゲしたタラノキを曲げて山菜を収穫したり
「なんで滑るほう、滑るほうに向かっていくの?」、「足をクロスさせたら危ない」、「全然ダメ!」と口々にダメ出しされたり、つるつるの岩盤やナメ滝で足を滑らせて転んだりしながら、何とか尾白川を鞍掛沢出合まで遡行。



Y本さんはテンカラ釣り
初めて渓流釣りをするM角さんもイワナをGet
私もしっかり食材をGet


鞍掛沢は、エメラルドグリーンの釜が特徴的
はらわた取り出し中
鞍掛沢出合付近にあるコバイケイソウ群生地の近くで平らな土地を見つけ、タープを張る。寝床の準備をしてもまだまだ明るい時間帯。そこで火をおこす傍ら、食材の追加調達を開始する。夕食のお品書きは、キュウリの浅漬けにモツ煮、地鶏の炭火焼き、イワナの刺身となめろう、てんぷら(タラの芽・イワナ・レンコン・ナス)、イワナの素揚げ(胃袋・皮・中骨)と白米。豪華すぎる夕飯に『割烹K田』の開店を期待してしまう。



なめろうは、写真を撮る前に大半がみんなの胃袋へ
山本さんが収穫してくれたタラの芽 ヌンチャクでタラノキを曲げて収穫。新しいヌンチャクの使い方を学んだ
焚火を見ているとなぜか落ち着く
2日目 5/4 昨日の疲労もあり、ゆっくりと6時過ぎに起床。筋肉痛の痛みか、どこかにぶつけた痛みかはわからないが、全身が痛い。その他、何故かタープの外で寝ていたY本さんが深夜の雨に打たれるというハプニングもあったが、風邪をひく人も、怪我をした人もなく、2日目の行動を開始。
乗越沢に入ると斜度が出てきて滝が連続する。厳しいところは無理せず巻道を選択してもらうが、登攀が必要なところはロープを出してもらう。それでも登れないところは、重いザックを放り出し空荷でクリア。にしても、沢泊の荷物は重過ぎる…。
そして、余裕そうな表情の3人の体力に若干の疑問を持つ。(なんか変な薬でも飲んでるのではなかろうか…)






【所感】
人生2回目の沢は沢泊となった。「日帰りの沢を一泊二日で。釣りをしながらゆったりまったり。」の心づもりだったが、想像以上の荷物の重さと疲労、高巻きの恐怖感を味わう結果となった。途中からは、景色を楽しむ余裕もなくなり、ただ歩みを止めないことを考えていた。
それでも、3人に励まされ、助けてもらい、何とか歩ききることができた。パーティメンバーのサポートに感謝するとともに、いつかはサポートする側にまわれるよう、知識と経験を得ていきたい。