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雌鉾岳・比叡山1峰(2018年5月8日~11日)

 2018年5月8日~5月11日にかけて宮崎県にある比叡山、雌鉾岳(めんぼこだけ)の岩場へI西、Y内、konの3人でクライミングに行って来た。8日は雨の為に登れなかったが、9日、10日は雌鉾岳「大長征ルート」、11日は比叡山1峰南面「TAカンテ」を登った。比叡山や雌鉾岳はボルトが少なく、怖くて緊張したが、素晴らしい岩場でクライミングを楽しむことが出来た。
東京に帰る前に小山田大が初登し、白石阿島が第2登した超難関ボルダリング課題のホライゾン(5段+~・V15~)にも寄って岩に触ってきた。kon

8日、9日は「庵・鹿川」に泊まった。ここは「宮崎の岩場」の著者でルートの開拓者でもある三澤澄男さんがオーナーをされている山荘だ。
  1泊1人1,000円で泊まることができ、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、自炊道具、調味料も揃っていて、五右衛門風呂もある。三澤さんが、クライマーや登山者の交流の場として建てたそうで、多くのクライマーや登山者が泊まりにやって来る。
  これが五右衛門風呂だ。我々では湯を沸かせないだろうと、2晩とも庵の隣の自宅に住んでおられる三澤さんが沸かしてくださった。
  この日は三澤さんとお酒を飲みながら、比叡山の岩場の開拓の歴史や、60年前のクライミングの貴重な体験などの話を聞くことが出来た。この写真は全員が持参した三澤さんの著書「宮崎の岩場」にそれぞれサインをしてもらっているところ。
  正面のピークは雄鉾岳。そのすぐ右側の少し小さい白い頂上の山が雌鉾岳。10日は前日に3P目まで試登しておいた、雌鉾岳の人気ルート「大長征ルート」を登りに行った。
  写真は「大長征ルート」1P目45m。素晴らしいスラブで見るからに気持ちが良い。しかし、登ってみるとボルトのあまりの少なさに恐怖を感じる。3人で登ったがY内さんは手の平を痛めていたのでI西さんとkonが2ピッチごとにトップ交代で登った。我々は「大長征ルート」を全13Pで雌鉾岳の頂上に立った。(この写真は前日の9日の試登時のもの)
3P目35m。Ⅳ級といってもスラブでホールドらしきものはほとんど無く、フリクションだけで登る感じで、いつ滑ってもおかしくない状況だ。ボルトも1つ。すぐにふくらはぎが悲鳴をあげる。
  4P目35m。Ⅳ-の簡単なトラバース。
5P目35m。Ⅳ+
6P目35m。Ⅴ-で難しい。
  6P目終了点。
7P目。簡単なトラバース。景色は最高で一番気分がいい所だ。
  8P目。ここも簡単なトラバース。
9P目Ⅴ。いよいよ核心部の「大滝左ルート」の上部岩壁だ。I西さんがリードで登り、続いてY内さんが登る。傾斜が強くホールドもほとんど無く、ボルトも2つで超恐ろしい。ここをリードするI西さんは凄い!10P目はⅤ+だが、そこもI西さんがリード。
  11P目(10P目の核心部を超えたところで切ったので11P目になった)。「一の坊主」(頭上の巨大な岩)の直下をリード中にkonは6mほど滑落した。スリ傷ですみ、事なきを得たが危なかった。
13P目。「二の坊主」頂上への最終ピッチ。Ⅳ+のグレードになっているがとても難しい。「Ⅳ+」=「デシマル5.4」なんてものでは全く無い。雌鉾岳の岩場を登っていると岩のクレードが分からなくなってしまう。

 
13P目終了点(「二の坊主」頂上)でセカンド以下をビレイするI西さん。
  登攀終了後「一の坊主」の頂上で記念撮影。景色は最高!
  10日は「鹿川キャンプ場」に泊まった。一人1,020円で風呂も300円の薪を買えば五右衛門風呂を沸かして入浴できる。
  「鹿川キャンプ場」の案内パンフレット。我々は右下に写っている建物(休憩棟)の和室(約8畳)に泊まった。とても快適だった。
「TAカンテ」1P目。11日は前日の疲れが残っており、宮崎空港への移動も考慮して、比叡山1峰南壁の短くて簡単な「TAカンテ」ルートに取り付く。ここもボルトが少ない。
  2P目。岩が濡れていて怖い。
  3P目。簡単だがボルトが1つしか無い。景色は素晴らしい。
  5P目(「TAカンテ」の最終ピッチ)。
登攀終了後、比叡山展望所で記念撮影し、下山する。
  下山道から見た比叡山1峰とニードル。
  千畳敷から見た比叡山1峰(1峰に手前のニードルが重なっている)。
宮崎空港に向かう前に比叡山近くにある超難関ボルダリング課題のホライゾン(5段+~・V15~)にも寄ってきた。
ホライゾンにぶら下がるI西さん。
  同じくホライゾンにぶら下がるkon(取り付いたのではない!ぶら下がっただけ)。
 

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